Netscape 7.1 日本語版のよくある問題と回避策



作者: 桃井勝彦
最終更新日: 2003年11月20日
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このページではNetscape 7.1がリリースされてから報告された共通の問題についてその回避策を提供しています。これらの回避策は全ての環境でうまく行くとは限りませんので、完全 な保障はできません。尚、ここでの情報で誤っているところや追加した方がいいことなどがありましたら、上記のフィードバック・アドレスまでご一報くださ い。

インストール時の注意: 

イ ンストール前にNetscape7.1以前のバージョン、例えば バージョン7.02やバージョン6.23 等からアップグレードするユーザはこの短いセクションだけは読んでください。Netscape 6/7のいずれも以前インストールしていないかた、又、Communicator 4.xだけ以前にインストールしているユーザはこの注意書きを無視してください。

(このインスートル時の注意は主に Windowsユーザには必読で す。この注意は下記の「問題点2」を事前に回避するのに役に立つことが分かっています。しかし、「問題点2」はWindowsのユーザからは頻繁に報告さ れていますが、マックのユーザからは殆ど報告されていません。従って、マック・ユーザはこの注意を頭に入れておくだけでもいいでしょう。)

1.(重要) インストールを開始する前に, Netscape 7.02やそれ以前のNetscape 6.2xなどを起動している場合、あるいは起動はしていないが、タスクバーに「簡易起動」を常駐させているユーザは、 「簡易起動」をまずOFFにしておいてください。これをしておくと現在まで報告されてきたインストール時の問題の殆どが起こらないのではないかと推測されます。Netscape 6.x/7.x の「簡易起動」は次の設定で変更できます。

[編集] - [設定] - [詳細] - [簡易起動]

このオプションを OFF にして、ブラウザを終了してください。尚、確認のため、タスクバーに Netscape のアイコンが出ていて陰で起動していないかどうかもチェックしてください。もし、アイコンが出ていたら、右マウス・クリックでアイコンを選び、「簡易起動 を無効にする」のメニューで終了させてください。

2.以前のバージョン(7.02 等)が既にインストールされている時には、それとは別のディレクトリーにインストールすることをお勧めします。Netscapeブラウザは複数のバージョ ンをインストールしても問題はありません。ただ、複数のバージョンを同時に立ち上げることはできません。 尚、Netscape 7.x のように同じ 7.xのバージョンなら、同じプロファイルを使用しても問題はありませんが、Netscape 6.2xと Netscape 7.1を使い分けるときなどには、2つのプロファイルを使い分けてください。

(これより以下の情報は必要に応じてご覧下さい。)

問題点:

(該当する問題点のリンクをクリックしてください。解決法の場所にジャンプします。)

1. IE のお気に入りがインポートできない、見つからない
2. インストール後に、メール設定やその他の設定が見えなくなってしまった。修復方法は全て同じです。「初期設定ファイルの修復法」をお読みください。この問題は他のいろいろな現象でも報告されています。下記のような問題は殆どの場合同じ原因で起こっていると思われます。 3. 上記2の問題に対処しようとして、あれこれしているうちに項目2の方法では修復できない程壊してしまった。元のプロファイルのファイルをコピーする方法は

4.アドレス帖データのインポートに何度やっても失敗しています。他の方法は

5.メール箱が空になったということは、メールデータが消去されてしまったいうことですか

6.ウェブ・ページやメールのメッセージを保存することが出来なくなってしまった。[ファイル] - [名前を付けて保存] などのオプションを選んでも、ページもメールも保存されない。解決法は

7.Netscape Webmail を ブラウザではなく、IMAP メールのアカウントを使ってアクセスしているが、次のようなエラーが出ている。

「警告:IMAP サーバに接続できません。このサーバへの最大接続数が超えている可能性があります。その場合は[詳細 IMAP サーバ設定]ダイアログを使用してキャッシュ接続の数を減らしてください。」

[詳細 IMAP サーバ設定]ダイアログは捜しても見当たらない。どうすればいいのか

8.Netscape Web Mail のアカウントに ブラウザでアクセスしようとすると、英語版のホームページに飛ばされてしまう。

http://home.netscape.com/?&siteState=&error=117

URLには上記のように error=117 という風に余り意味のないエラー番号が付きます。

この問題は上記の7の問題とちょうど逆になるような形の問題です。回避策はこちらをどうぞ。

回避策:



1. 「IEのお気に入り」をインポートする方法

「IEのお気に入り」は Communicator 4.x からアップグレードした時にはインポートされますが、それ以外のとき、例えば 7.02から 7.1にアップグレードした時にうまく引き継がれなかったという問題が幾つか報告されています。この原因は分かっていませんが、現在の「IEのお気に入 り」をインポートする方法はあります。直接的な方法でなくて申し訳ないのですが、効果的ではあります。

  1. まず、新しいプロファイルを作ります。プロファイルが一つしかない場合にはプロファイル・マネジャーがバイパスされますので、次の方法のどれかでプロファイルマネジャーを立ち上げてください。
    1. スタート > プログラム > Netscape 7.1>プロファイル マネジャー というメニューを使う。
    2. デスクトップの Netscape 7.1があれば、それを選択して、右マウスクリックでメニューを出し、[プロパティ] を選ぶ。そして [リンク先] の入力フィールドで、... Netscp.exe の後に -profilemanager というオプションを付けて立ち上げるようにする。 C:\....\Netscp.exe - profilemanager  と修正して保存してから、このアイコンをクリックして立ち上げるといつも プロファイル マネジャーが立ち上がります。
  2. [プロファイル作成] を選んで、新しいプロファイルを作ります。これを使ってNetscape 7.1 を立ち上げます。
  3. ブックマーク>ブックマークの管理 のメニューを選んでください。
  4.  ここには「インポートされたIEのお気に入り」ができるている筈です。これ以外のフォルダーを全て削除します。編集 > 削除 或いは 右マウスクリックで出るメニューの [削除] を選んで実行します。但し「ユーザ設定のツールバーフォルダー」は削除できませんので、これは [編集]メニューか右マウス クリックで[プロパティ]メニューを選び、名前を違ったものに変更しておきます。
  5. こうして残った2つのブックマーク項目を「エクスポート」します。ツール > エクスポート のメニューを選ぶと保存する場所を聞いてきます。適当に場所を選んで、bookmarks.html ファイルとして保存します。
  6. これで新規プロファイルの役割は終わりです。Netscape 7.1を終了させます。
  7. 次に立ち上げる時には、「IEのお気に入り」をインポートしたいプロファイルで立ち上げます。
  8.  ブックマーク>ブックマークの管理 のメニューを選んで、ツール > インポート のメニューを選びます。
  9. ここで、ステップ 5 で作成した bookmarks.html を捜して選びます。これでインポートできます。
  10. 後は、インポートされた「ユーザ設定のツールバーフォルダー」或いは別の名前に変えたフォルダーを削除します。これで「IEのお気に入り」だけが残ります。

2. 文字化けを起こして壊れてしまったプロファイル設定ファイルを修復する方法:

基本情報:

原因はまだ判明できていませんが、Windows 版を使用している何人かのユーザから 7.02 から 7.1にアップグレードしたらメール設定やその他の設定が消えてしまったという報告が入っています。高度のユーザからは prefs.js という Netscape 7.1が使う初期設定ファイルに日本語の文字が入っている場合に文字化けが起きているという報告も出ています。この問題について分かっていることをまず箇 条書きにしておきます。
初期設定ファイルの修復法:

上記の「基本情報」に述べられているような問題の場合は、全て部分的に壊れている初期設定ファイルを修復することによって解決できます。修 復法は2つあります。まず最初に簡単にできる方法をお試しください。これが方法1です。もし、この方法でも問題が直らないようなら、少々複雑になります が、方法2をお試しください。

方法 1:
  1. Netscape 7.1 を終了します。「簡易起動」のオプションを選んでいるときには、終了してもタスクバーに Netscape のアイコンが出ていて、一応陰で起動してますので、これも終了させます。
  2. 各 Netscape 7.1のプロファイルは prefs.js というファイル内に保存されます。複数のプロファイルを作成した場合はこのファイルが複数の違った場所に作成されます。このファイルの作成場所はユーザが 選ぶことができますが、殆どのユーザはデフォルトの場所を選んでいます。Windowsのプラットフォームによって場所が違うので、次のパスを参考にして ください。
  3. 各ウインドウズでのプロファイルの prefs.js ファイルのデフォルト場所は下記にあります:
  4. このディレクトリの中に、prefs.js というファイルの他に prefs.bak というファイルがある筈です。まず、prefs.js の名前を prefs.old のように変えます。そしてその後、prefs.bakprefs.js と名前を変えます。
  5. この後、NS 7.1 を起動してください。元々の prefs.js が無くなっていないときは、この方法で問題が解決する可能性が大です。

方法 2:

この方法は。上記 方法1で問題の解決ができなかったときに試してください。最初の3つのステップまでは同じですので、方法1の 1−3 までをまず行います。その後、次のステップを実行してください。

4.重要:prefs.js ファイルを開いて編集するときには必ずユニコード(UTF-8)の文字コードで保存できるエディタをご使用ください。prefs.js ファイル内の非アスキー文字は Shift_JISやその他の日本語専用の文字コードでは保存されていませんので、これらで保存すると回復できない文字化けが起きますので、要注意です。修正する前にバックアップを作って置いてください。

* Windows 2000/XP では メモ帳(Notepad)やワードパッドの保存形式の一部として、UTF-8 (Unicode)がありますので、これらをご使用できます。保存は、ファイル > 名前を付けて保存 のメニューを選び、文字コードオプションから UTF-8 を選んでください。

* Windows 95/98/ME/NT のユーザは UTF-8で保存できるエディタが標準で付いてないと思います。その時は、無料配布の「サクラエディタ」などの UTF-8を処理できる最新のエディタをご使用下さい。

5.UTF-8 の文字コードで保存できるテキスト・エディターを使用して、prefs.js ファイルを UTF-8 の文字コードを選択して、開きます。このファイルには Netscape 7.1 の各プロファイルのオプション設定が保存されています。

* 各々のオプションは次のような形をしています。

user_pref("mail.server.server2.name", "ローカル フォルダ");

* prefs.js の各行を吟味して、行の中で文字化けを起こして、しかも、壊れてしまっているものがないか捜してください。今まで報告された問題の多くでは上記の "ローカル フォルダ" の辺りが文字化けしていて、その右の " や ) が無くなっています。特に、"mail.server.server2.name" は 値が "ローカル フォルダ" となっているのが普通ですので、もし正規の形が壊れていたり、文字化けしていたりしたら、上記のように修正してください。

* その他にも壊れていない行が無いか確かめ、もし壊れていたら、適当に修正してください。

6.修正が終わったら、ファイル > 名前を付けて保存 を選び、文字コードは必ず UTF-8 で保存して下さい。

7.後は、 Netscape 7.1 を再起動してこのように修正したプロファイルでエラーが出ないかどうかチェックしてください。普通はこれで今までの設定が修復されます。
3. 諸々のファイルの修復法:

問題に遭遇してから色々と試しているうちに簡単に修復できなくなってしまうこともあります。そのような場合は新しいプロファイルを作って、ブックマーク、 パスワードマネジャー設定、アドレス帖などを元のプロファイル・ディレクトリーから新しいディレクトリーにコピーする方法があります。
  1. この方法を使うときにはまず、Nestcape 7.1 を終了します。それから、プロファイル・マネジャーで新しいプロファイルを作成します。(プロファイルマネジャーの立ち上げ方はここを参照。) ここですぐに一旦Netscape 7.1 をまた終了させます。
  2. その後以前のプロファイルディレクトリを見つけます。(上記のデフォルト・ディレクトリの場所を参照にして下さい。)
  3. このディレクトリーの中で捜しているファイルを見つけて、新しいディレクトリーの同じ場所にコピーしてください。下記に主なファイル名とその 機能をリストしてみます。尚、prefs.js ファイルはコピーしないで下さい。コピーしてもパス名が入っている場合がありますので、うまく行かないことが多いです。(尚、これらは Netscape 6/7 のファイルです。 Communicator 4.x のものではありません。)
  4. これらのファイルを新しいプロファイルの同じ場所にコピーしてから、Netscape 7.1 を立ち上げます。これで以前のデータなどが使えるようになります。
4. アドレス帖データの移行:

普通アドレス帖のデータは Communicator 4.x や Netscape 6/7.0x のプロファイルをNetscape 7.1 で選ぶと自動的にインポートされる筈ですが、何らかの理由で失敗するという報告がユーザから来ています。こういう場合は次の方法を試してみてください。

4. 1. Netscape 6.x/7.x からの移行:
4.2. Communicator 4.x からの移動:
5. メールデータは消去されますか?

prefs. js ファイルのどこかが文字化けなどの為に壊れていると、メールデータの場所が正しく読み込めない事態が発生します。そうすると、メールデータが読み込めないので、 メール箱が空になったように見えます。大体の場合は、POP Mail や IMAP メールディレクトリへのパス名を正しく読み込ませてやれば、データは又見えるようになります。
最悪の場合でも、手で以前のプロファイルの場所から、コピーできます

Netscape 7.1 やそれ以前の 6.x , 7.0x は以前のバージョンや Communicator 4.x のデータを移行するときに、以前のデータはコピーするだけで消去はしません。ですから、以前のデータファイルさえ見つかれば、メールなどは元のものが見れ るようになります。

6.ウェブ・ページやメールが保存できません。

解決法は以下の通りです。
  1. まず、Netscape 7.1 を終了させる。「簡易起動」も終了させる。
  2. 次に、Netscape 7.1 の実行ファイルがインストールされているディレクトリを見つける。デスクトップ上にアイコンができている場合は、右マウスクリックしてそのアイコンの「属 性」を見ればパス名があるはずです。
  3. 実行ファイルは Netscp.exe という名前です。
  4. この実行ファイルのあるディレクトリのすぐ下に、components という名前のディレクトリがあります。
  5. その中を見てください。次の名前のファイルがあるはずです。

    compreg.dat

  6. このファイルをどこか他のディレクトリに移動するか、削除してください。
  7. このファイルは削除しても、次にNetscape 7.1を立ち上げたときに又再製されますので、心配は要りません。このファイルは、プログラムで使う色々な単独コンポーネントを起動時に登録して記録とし て残しておくものです。これを新しく作るのに20−30秒ほど余計に時間がかかりますが、一回起動すると、次回からは既成の compreg.dat を使うようになります。これで、起動時間はその後短縮します。
  8. Netscape 7.1 にはバグがあり、このファイルが前のバージョンで作られたものだったり、作成日が 7.1 バージョンをインストールした日より、新しい日になっていると、このような問題が起こると報告されています。
7.Netscape Webmail を NS7.1の IMAP メールでアクセスするとエラー・メッセージが出てメールが読めない。

この問題は主に Netscape の Webmail サーバ側の問題のようです。「[詳細 IMAP サーバ設定]ダイアログを使用してキャッシュ接続の数を減らしてください。」 というアドバイスも出ますが、一般的な IMAP サーバでしたら、このような設定は可能ですが、Webmail のように色々な限定条件の下に作動しているサーバの場合はこのような高度な IMAP設定はまず許していません。従って、このアドバイスは全然的を得てないし、該当する設定も Webmail の場合には見当たりません。

1.残念ですが、ユーザ側でできることは余りありません。これはNetscape Webmail のサーバ側で解決すべき問題です。
2.しかし、こういう警告は出ますが、多くの人が1分以内にメールを読めるようになることも報告されています。
3.この回避策が全てのユーザに当てはまるとは限らないのですが、
4.上記の方法でも問題が解決できない場合は、Netscape/AOL側で解決するのを待つしかないようです。(当該部門に報告はしてあります。)

この問題に関してAOL内部の部門に報告してあります。何やら修正したようで、最近では状況が向上して問題の起きる頻度が下がったというような印象も受けます。ただ、完全には問題がなくなっていないようです。

8.Netscape Web Mail のアカウントに ブラウザでアクセスしようとすると、英語版のホームページに飛ばされてしまう。

何故この問題が起こるの? と当然思うわけですが、現在確かな理由は分かりません。ただ、2003年の春ごろNetscape Web Mailのインフラが変化しました。その旨のアナウンスがアカウント保持者に送られました。そのメールには確か、移行期間内にログインをすることによって新システムに移行するように書いてあったと思います。

ある期限内に自分のアカウントにログインしてその「新しいシステム」に移行しておけば問題がなかったのではないかと思 われます。私も主に AIM用に使っているアカウントがあって、それはこの問題にひっかかって、ウェブからはログインできません。私が知っている限りでは、この状態の場合は Netscape Mail からもログインできません。主に2つの兆候が観察されます。

この問題には回避策があります。最近 Netscape 非公式 FAQの日本語版の家主さんからメールを頂きました。驚くことに、Netscape ドイツのホームページからWeb Mailに入るとログインできるということです。確かに私もログインできました。

http://www.netscape.de

お試しになってください。但し、Netscapeドイツからログインできても、Netscape 英語版のWeb Mailでの状況は以前と変わらず駄目です。これで一時しのぎをすることはできますので、重要なメッセージなどは新規アカウントを作ってそちらに転送する ことをお勧めします。これは推測ですが、もしNetscape ドイツの Web Mailが新システムに移行すればこの回避策もなくなるのではないかと思われます。(注:最近のアナウンスでは30日ログインしないと、アカウントの使用 が一時停止となる旨が書いてありました。これはアカウントが消滅するということではありません。使用が一時的に停止されるということです。ですからもう一 度ログインすることによって、アカウントをまた使用可能にできます。)

(上記の Netscape ドイツを使う回避策の情報はWeb Mail 対策部門に転送しておきました。余り期待してませんが、これで問題の所在が明確化したことを祈ってます。)